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第87回目のラジオ配信。「家での葬儀」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)
2021年5月18日の今回は前回の86回目のテーマ「家族葬」に引き続いたお話をします。
家族葬という新しい言葉が、10年ほど前から徐々に広まっていることをお話ししました。特に昨年の2020年からは新型コロナウイルスの影響で、少人数の葬儀がかなり多くなりました。
その話に続いて今回は「自宅葬・家での葬儀」をテーマにお話します。
私の経験ですが、私はこの10年弱の間で自宅での葬儀を行ったのが3件ほどでした。それが2020年の4月からのこの一年で、その倍の6件の自宅での葬儀を経験しました。
葬送儀礼の手順や内容といったことは地域地域によって全く事情は異なるのでしょうが、私の周りではこのわずか一年間で、ここ数年あまり経験してこなかった家でする葬儀がぐっと増えました。
大阪や東京といった都会では、まだまだ自宅でする葬儀というのはコロナ禍の今でもほとんどないのでしょうが、私の住む香川の一地域では確実に増えた印象です。
増えたのにはやっぱりそれなりのメリットと言いますか、家でする理由というのがあります。
メリットを4つ挙げていきます。
- 枕のお勤めのときから遺体を家に安置でき、遺族は出棺までの長い間、故人と共に過ごすことができること
- 故人が住み慣れた家で、また家の仏壇の前・仏様の前で見送れること
- 式場費用や祭壇費用がかからず、葬儀費用を抑えられること
- 葬祭業者を依頼せずに自分たちで葬儀を進める時は、特に費用の面では抑えられること
一方で、もちろん増えないのにも理由があって、デメリットと言いますかやりにくい理由というのもあります。ここでは4つ挙げてみます。
- お座敷といった、棺を置いて、さらに僧侶や参列者10人程度が入れる空間が必要なこと
- あまり人に知られずにお葬式をしたくても、霊柩車が家の前に止まったりと、隣り近所の人にどうしても「ひょっとして、どなたかが亡くなったんじゃないか」と感づかれること
- 駐車場所を用意すること
- 家の掃除をある程度するので、準備に疲れること
メリットとデメリットを連続してあげたので、続いてもう少し詳しくお話していきます。
自宅でするメリットは、まず第一に亡くなった人が生前住み慣れた家で見送ることができることです。特に家に仏壇がある場合は、家の仏様にお礼を申し上げることができるので、故人だけでなく家族の心情にも寄り添えることでしょう。
現代では病院で亡くなることが多く、その後は家に帰ることもなくすぐに葬祭業者の会館に運ばれがちですが、自宅での葬儀だと枕のお勤めから出棺まで住み慣れた家で、家族と共に夜から朝まで過ごすことができます。
私も祖母が亡くなったとき、祖母のそばにいたいなあと何度も感じて、何度も遺体のそばにいって添い寝をしたのを思い出します。
それとお金の面のお話ですが、自宅での葬儀の方が費用が抑えられたりするんですね。というのも理由は2つあって、1つは式場の会館費用が自宅だから必要ないことと、もう一つは祭壇の費用がいらないかもしれないことです。
そもそもですが、自宅でする葬儀は家族葬と言われる少人数の規模でしょう。ですので葬儀費用はもともと抑えられているんでしょうが、自宅の場合はさらに会館の費用がかからないので、より費用が少なくすみます。
また私、前々から疑問に感じているのですが、どうして家にお仏壇があって生前家庭の中で拝んでいた仏様がいらっしゃるのに、葬儀の時にわざわざ仏壇の扉を閉じて新たに祭壇を設けるのかが意味がわかりません。
家に仏壇があって仏さまをまつっていらっしゃるのであれば、祭壇を設ける必要はないので、葬儀費用はさらに抑えられます。
家に葬儀用の祭壇を設けるのは、家に仏壇がなくて仏さまを安置していない場合の話です。
またお花も変にウェーブをかけて波っぽくして祭壇を装飾されがちですが、そんなことをする必要はなく、花瓶・花器にまっすぐお花を活けて仏前をお飾りして下さればOKです。
家の葬儀は参列者も少なく、会館費用もかからない、家に仏壇がある場合は祭壇費用もいらないとなるので、安くお葬式をあげられる可能性があります。
また必ずしも葬祭業者に依頼して葬儀を行う必要もありません。
今からお話することはお住まいの自治体によって、制度があったりなかったり、あってもサービスの内容が違ったりするお話です。
自治体によっては市民葬祭制度や市民葬儀制度というのがあり、葬儀を行う遺族の経済的な負担を減らす制度というのがあります。
例えば私の住む香川県丸亀市の葬祭制度でしたら、祭壇の飾りつけ道具を含む葬祭具使用料は一万円で済みますし、位牌などの消耗品の葬祭用品15点は2300円、大人用の普通サイズ180㎝の棺は12000円です。もし受付などで屋外でテントを使いたいなら、テント1つ1万円で借りられますし、椅子も一脚200円で借りられます。霊柩車も3500円で手配できます。
丸亀市の葬祭業務の良いところは、必要なものだけを利用できる点です。テントや椅子がいらないのであれば断ればいいですし、位牌や香典帳といった消耗品も不要ならば断ればOKです。
移動する用のタクシーやバス、生花といったお飾りといったものなどは別に用意しなければなりませんが、それでも葬祭制度を利用して自分たちで葬儀をすれば、費用はかなり抑えられます。
これは丸亀市を例としたほんの一例で、他にも例えば香川県高松市の制度だと自宅では利用できないのですが、高松市が指定した取扱業者がする市民葬儀を利用することによって、23万円のA型プランと13万円のB型プランの2つが選べます。
13万円のB型プランでも、祭壇や棺や位牌はもちろんのこと、お骨箱や遺影写真の引き伸ばし、お線香やローソク、亡くなった人に着せる仏衣、記録帳一式、焼香道具、受付道具や椅子やマイク、さらには納棺や、司会進行や諸々の手続きをしてくれます。
高松市の場合は、自宅では別途使用料が発生するようになっていますが、このような市民葬祭制度というのもあります。
ちなみに香川県の坂出市だと、「規格葬儀」という名称になっていまして、10万円のAプランと5万円のBプランがあります。これは坂出市規格葬儀取扱店を利用するという制約はありますが、自宅の葬儀をこの金額で利用できます。
東京は東京で23区対象の「区民葬儀」があります。
こういった葬祭制度は自治体ごとによって仕組みが違ったり、制度のない自治体というのもありますが、自宅で葬儀をすることを考えているなら、まずは自分の住んでいる自治体の葬祭制度を調べてみてはいかがでしょうか。
意外に葬儀を安くできるかもしれないのが、自宅での葬儀のメリットです。
さてお坊さんの私は、葬祭業者の会館よりも自宅する葬儀の方がなんとなしに家の人が自然な感じで故人を見送っているような感じがして好きなのですが、それでもやっぱりまだまだ会館で葬儀をされる喪主が多いです。
それは自宅での葬儀は経験が少なく不慣れであったり、大変な面というのもあるからです。
家庭事情や地域事情によっては自宅でしたくてもできない場合もあるでしょう。
例えば家に仏壇がない場合は、仏さまを新たに安置しないといけないので、須弥壇いわゆる祭壇を設置しなければなりません。また棺を置くので、儀式をするのにそれなりのスペースが必要です。参列者もお参りしますから、6畳と6畳、少なくとも10畳くらいの部屋が必要だと思います。他にも僧侶の着替える部屋が必要ですね。
私の住む地域では、部屋が足りない場合はとなり近くの親族の家を控え場所にして、着替える場所として使われるのですが、そういうことができない地域の人もいるでしょうから、自宅での葬儀はある程度の使える部屋を用意するのが大変だったりするでしょう。
あわせて車を駐車する場所を用意するのも大変でしょう。家の前に車を止めておけばいいと考えがちですが、そこは出棺時に霊柩車が来ますので空けておかなければなりません。
私の地域では、近くに住む親族宅を臨時の駐車場にしたりできるのですが、そうもいかない地域もあるでしょうから、車で来られる人が多い自宅での葬儀は大変かもしれません。
また現代では人に知られないようにコッソリと葬儀をされることも多いようですが、家の前に霊柩車が止まっていたり白黒のクジラ幕があったりすると、誰かが亡くなったのだなとすぐに分かってしまいます。
最後にお掃除のことですが、今では自宅で葬儀をしても、昔のように近所の人たちが何十人もお参りに来て部屋中を埋めつくし、建物の外にまで人があふれるということもなく、台所を使ってお食事の用意、飲み物の接待をするということもなくなりましたよね。
ここ最近の家でする自宅葬はほんとに気心の知れた顔の知った家族や親戚10人前後の葬儀でしょうから、極端な話、故人の棺を置いた部屋、お坊さんが読経する空間だけを整えておけばOKです。
ただそうは言っても、葬儀の時は気が動転していると言いますか、せかせかした気持ちになるので、家で葬儀をするとなるとこんなお掃除や準備でいいのかなあと心配になったりするでしょう。
自宅で故人と親しい人たちが集まって温かく葬儀をできればいいのですが、いざ急に自宅で葬儀をしようとなると、慌ただしく大変落ちつかない葬儀になるかもしれないというデメリットもあります。
さてどうでしょうか。
私個人的な感想だと、この1年自宅での葬儀を見ていますと、皆さん自宅で見送れてよかったなあ、という印象でした。それは私の住む地域では、まだ最近まで自宅でする葬儀というのが残っていたりするので、みなさん葬儀の進め方がわかっているからかもしれません。
お坊さんの私もできることなら、家の仏壇の前で故人を見送られれば良いと思います。
ただ家庭の事情・地域の事情で、自宅での葬儀が難しい地域もあるでしょう。人数が10人以下の本当に小さな規模や葬儀費用を抑えたくても、葬祭業者を利用せざるを得ない場合もあるでしょう。また火葬許可の申請方法が分からないからと業者にお願いするのが理由というのもあるでしょう。
ここ最近は自宅での葬儀がぐっと増えてきた感じです。もし自宅葬を考えているなら、前もって使える制度はないかと調べたり、どこの部屋を使うか、駐車場所はどうするかといったことを検討しておいた方がスムーズに葬儀の準備ができて、故人を見送ることができることでしょう。
自治体の葬祭制度を利用して葬儀費用をおさえる【過去記事】
過去記事で「自治体の葬祭制度」について書いていたので、こちらにまとめます。
ここ数年「家族葬」って言葉が流行っていますよね。お坊さんからすれば違和感のある言葉です。
最近では毎週のように広告チラシに○○葬儀社や□□会館が見学会やセミナーと称してイベントをして家族葬プランを勧めています。そんな広告を見るとお坊さんの私は思います。
そこでここでは、自治体の制度を利用して葬儀費用を安く抑える方法を紹介します。
ただし注意事項として、葬儀を執り行う僧侶への布施は金額に考慮していません。
家族葬の相場はどれくらい?
私が住んでいますのは香川県の丸亀市です。
東京や大阪といった都会と比べれば、地方都市・田舎に住んでいるでしょう。ちなみに丸亀市の人口はおよそ10万人です。
お坊さんの私は丸亀市周辺の多度津町・善通寺市・坂出市にある葬儀社の会館に行きます。
そういった所の家族葬の安いプランでは、25万円や30万円からというのが紹介されています。
でもこれだけ料金は済むわけでなく、別途費用が色々発生します。
- 会葬礼状ハガキ
- 会葬返礼品
- 消臭防腐剤
- ドライアイス
- 料理
- 祭壇生花
- 寝台車
- 司会
- 法要施設使用料
- タクシー
- マイクロバス
- 飲み物などなど
プランでは25万円からと紹介されながら、葬儀を葬祭業者主導で行うと、倍以上の費用になったりします。
都会だと葬儀費用はさらに高めに設定されているので、これよりももっと高額な費用が発生するでしょう。
安く抑えるなら自治体の力をかりる
私が導師として葬儀を執り行った話ですが、その家では葬儀費用を10万円ほどで行いました。
この家が葬儀を頼ったのは葬儀社ではありません。丸亀市の葬祭制度と家族に助けてもらったのです。
正直なところ葬儀社を使わなければ、葬儀費用は安く済みます。でもどういうわけか今の時代は、葬儀には葬儀社を使わなければならないという風潮になっているようにも感じます。
葬儀社を利用するメリットは、お金を支払えば面倒な手続きを代行してくれたり、喪主や地域の人の力を借りなくても葬儀の手配進行をしてくれることです。
私の住む地域では一昔前は、葬儀社の仕事は家で葬儀をする際の飾りつけを手伝い、納棺を手伝い、霊柩車を派遣する程度でした。
それが今では何から何まで葬儀社が葬儀に関することをあれやこれやとするようになり、葬儀会場も自宅から会館へと移りました。
これを改めて、自宅で葬儀をし、自治体の葬儀制度に頼れば、安く祭壇や葬祭用品が用意でき、安価に葬儀ができる可能性があります。
丸亀市の葬祭業務の価格
参考サイト、丸亀市HP葬祭業務URL:http://www.city.marugame.lg.jp/itwinfo/i11/
- 火葬:満12歳以上は2万円。
- 霊きゅう車:3500円。
- 葬祭具(飾り付け)使用料:1万円。
- テント1張り:1万円。
- イス一脚:200円。
- 棺桶普通サイズ180cm:12000円。
- 葬祭用品(位牌・香典帳など15点):2300円。
一例ですが、生花やお供え、タクシーと言った用意は自分たちですることになるので、別途費用が発生しますが、丸亀市に葬儀に最低限必要なものを用意をしてもらえば10万円ほどで葬儀ができることになります。
葬儀社がまず一番にする役場への手続きも、医師からの死亡診断書と死亡届を役場に提出し火葬場の時間を決めてるだけです。家の人が死亡診断書を役場にもっていくのを代わりにしているだけで、葬儀社じゃないと駄目なんてことは絶対ないですよ。
役場に葬儀に必要な最低限のものを用意していもらい、後でお花が足りないなあ・お供えが足りないなあと感じれば家の人の手で花屋や果物屋に注文すればいいのです。
すると丸亀市の一例だと、10万円程度で安価な葬儀ができます。
ただし丸亀市の場合は細かく○○には△△円と決まっていますが、自治体によっては葬祭具のセットが数パターンに分かれて金額が定められていて、自由度が低いということもあります。
また自治体の制度によって葬儀道具などを用意する方法は、葬儀に必要なものを用意してくれるだけで、納棺から受付から司会から案内といったことはすべて家の人がすることになるでしょう。
ですのでこの例のように葬儀社に頼らない方法で葬儀をする場合は、家族の助けだけでなく、地域・近隣住民の協力も必要となります。(受付に立つ人・司会をする人をお願いするということです)
他にどんな自治体の葬儀プラン・葬儀費用があるのか
香川県高松市の場合
例えば香川県高松市の市民葬儀制度を見てみます。
高松市市民葬儀HP市民葬儀についてURL:http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kurashi/bochi/sougi/index.html
高松市ではA型とB型に分けられており、柔軟性はありません。A型は23万円と少し高く、B型は13万円とお手頃価格です。B型でも祭壇のお供え・生花以外はA型とほぼ変わりません。
市民葬儀取扱指定業者を通さなければなりませんが、葬儀費用をおさえることができます。
香川県坂出市の場合
香川県坂出市では市営葬祭「規格葬儀」の名称です。
坂出市規格葬儀HPのURL:http://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/seikatu/kikakusougi.html
こちらも高松市と同様に、坂出市が葬儀の仕様や金額を定めて坂出市に協力する市内葬儀業者を「坂出市規格葬儀取扱店」として承認して、規格葬儀が利用できます。
坂出市ではAプランとBプランの2つに分かれていて、こちらも柔軟性は乏しいです。
Bプランは5万円とかなり安いですが、これは祭壇がなく「直葬」と言われる葬儀の形態ですあり、香川では馴染みが少ないです。
10万のAプランで、葬儀に必要なものが揃えられます。例えば、祭壇の飾りつけ・棺・霊柩車・葬祭用消耗品(骨壺や焼香道具など)です。
東京都千代田区の場合
香川県だけでなく、東京都千代田区の区民葬儀制度を見てみましょうか。https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/koseki/sogi.html
東京23区では「区民葬儀」という制度があります。千代田区のホームページでは次のように説明されています。
全東京葬祭業連合会に加盟している区民葬儀取扱葬儀者が実施している制度で、比較的簡素で標準的な形式の葬儀を執り行えるように提供している葬儀です。23区統一した料金で利用できます。
区民葬儀とは
区が指定した指定葬儀業者を通す必要がありますが、23区で統一された葬儀プランであり、葬儀の費用も安価なものになっています。
区民葬儀の制度では、「祭壇(棺を含む)・霊柩車・火葬料金・遺骨収納容器(骨壺)」の4種類に分けて、必要なものを選択できるようになっています。
自治体の葬儀制度を調べる方法
自治体の葬祭制度は、自治体のホームページのどこかに説明されているのでしょうが、制度の項目を見つけるのはなかなか難しいかもしれません。
そんなときは、次のようなワードで検索してはどうでしょうか。
- ○○(自治体の名称)葬儀 役所
- 葬儀制度 ○○(自治体の名称)
自治体によっては独自の葬儀制度を設けていないこともあるので、そもそも見つけられないかもしれませんが、まずは上の検索ワードで試してみてください。
制度があるのかどうか、どうしてもわからない場合は役場に行って尋ねてみてもいいでしょう。
注意点として、自治体の葬儀制度は、自治体によって名称が異なっています。
- 丸亀市だと「葬祭業務」
- 高松市だと「市民葬儀」
- 坂出市だと「規格葬儀」
- 大阪市だと「大阪市規格葬儀」
- 東京23区だと「区民葬儀」
自治体が葬祭費を補助してくれることも
最近では家族葬と低料金の葬儀プランを葬儀社が勧めていますが、自治体に依頼すれば、もっと低料金で必要最低限の葬祭道具を用意していくれます。
あとは家族の協力や近隣住民の助けを借りて葬儀をすれば、かなり安価な費用で済みます。
また自治体によっては葬祭給付金を用意している制度もあります。
丸亀市の場合は国民健康保険に加入している人が死亡した際に、葬儀の喪主に5万円を支給してくれます。
最近の葬儀は葬儀社に頼りっきりで高いなあ高いなあと不満を言われる人も多いかもしれませんが、少し振り返ってみて自治体や地域の助けを借りることも考えてみてはどうでしょうか。
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