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「涅槃」お釈迦様の命日.ラジオ#33

第33回目のラジオ配信。「涅槃(ねはん)」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)nehan day

仏教ではお釈迦様に関する大切な日が3つありますよね。

お釈迦さまが生まれた日と、悟りをひらかれた日と、そして今日のテーマである亡くなられた日「涅槃」の3つです。

ではお釈迦さまがいつ亡くなられたのか?何月何日かご存知ですか?

そう、2月15日ですね。これは結構知っている人も多いことでしょう。ではなぜ、2月15日なのでしょうか。

それは南に伝わった仏教によると、お釈迦さまが亡くなったのは、2番目の月の満月の日だったとされるからです。だから中国や日本など、北に伝わった国々では、旧暦の2月15日をお涅槃としたのです。旧暦の15日は必ず満月になりますからね。

現在の日本では新暦が当たり前になったので、新暦2月15日を涅槃とすることもありますが、この日が満月となるとは限りませんね。

さて涅槃の頃に咲く桜と言えば、何を思い浮かべますか?

新暦2月15日頃でしたら、河津桜が有名ですね。2月初旬から咲き始める静岡県河津町の桜で、花びらが濃いピンク色が特徴的ですね。

では旧暦2月15日の桜だと何があるでしょうか。旧暦2月15日は新暦だと3月になります。

愛媛県・香川県には、涅槃桜という名前の、お涅槃に咲く桜があります。

私の寺、円龍寺にも涅槃桜があるので、詳しく説明すると、この桜の原木は、愛媛県の明正寺で発見されたもので、正しい品種名は「明正寺桜」です。

でこの明正寺は、真言宗善通寺派のお寺ですので、弘法大師空海誕生1200年の時に、総本山善通寺に寄贈されました。今では善通寺に20本ほどの涅槃桜が植えられているので、3月10日から15日頃には、涅槃桜の名所として、観光客が多く見に来ています。

旧暦のお涅槃頃に咲き、見頃となるので、河津桜とソメイヨシノの間に楽しめる桜です。

色は、濃いピンクの河津桜やピンク色のソメイヨシノよりもさらに薄く、白っぽい花で花びらも小さいですが、一方で、香りのよい桜だと私は思います。

浄土真宗では、お釈迦様のご命日の2月法要、「涅槃会」をあまりしているお寺は少ないように感じますが、この涅槃桜の咲く3月になると、彼岸会や永代経法要を積極的に勤めています。

このときに、涅槃彼岸会や涅槃永代経として、お釈迦様のご命日法要も合わせてしているお寺もあります。その時には、80歳で亡くなられたお釈迦様のお姿「涅槃図」をお堂に掲げているお寺もあります。

お釈迦様の涅槃像
涅槃の姿は頭北面西

お釈迦様は亡くなられる時、頭を北に、顔を西向きに、右脇腹を下にして横になったとされます。私たちが亡くなった後、頭を北にする(北枕の)理由は、お釈迦様の姿をまねているからです。

ちなみに浄土真宗の宗祖親鸞聖人も、1262年11月28日の昼ごろに「頭北面西右脇に臥したまいて」の姿で、お釈迦さまと同じ姿で亡くなられました。

浄土宗の法然上人もまた「正しく臨終に臨み給う時、慈覚大師の九条の袈裟を掛け、頭北面西にして、光明遍照十方世界念仏衆生摂取不捨の文を唱えて、眠るが如くして息絶え給いぬ」と、お釈迦様の姿で亡くなりました。

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